足、売り切れる前に。(なんだか分かりませんが)


by strout
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春の風につられて (+とつなん体験記)

29 Mar.08 (Sat)

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もうそろそろいいだろう(あくまでも自己判断で)ということで、リハビリも兼ねて近所を自転車で軽く流してみた。
そういえば前に乗ったのが3月8日だったので、かれこれ3週間も自転車から離れていたことになる。
・・・正直、まだ医者からは「まだ激しい運動はダメ」と言われているのだが....。

近所の桜並木から始まって、野島公園(よせばいいのに展望台まで)と産業道路をのんびりと。

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朝9時前に帰宅。
26kmほどのポタリング。(ちょっとだけ調子に乗って最高速36km/h出してみたり)
久しぶりに体を動かしたという感じで気分が良い。

明日は天気も良くないし、来週はもう少し距離を延ばしてみるかな?
(というか、悪化したら大変なのだけど....)



えーと、折角なのでここで白状すると、私が発病したのはいわゆる「とつなん」というやつ。
ってこれじゃ普通の人はなんのことか分からないか。




《ここから、「とつなん」体験記です。》

「安静にしているのが一番ですね。会社は休めませんか?本当なら2週間ほど入院されて点滴を打つのが一番手っ取り早いのですが。」

検査結果を見て、女医さんはこう述べた。
ここは通勤途中の駅近くにある、ごく普通の耳鼻咽喉科。
まあある程度ネットで調べはついていたのだが、やはり「入院」という二文字を聞くと多少びっくりする。

私の病名は「低音障害性難聴」、まあ最近じゃ某女性アーティストで有名になった突発性難聴のひとつらしい。(ちなみにネット上では「とつなん」という愛称で親しまれている....のか?)

聴力検査では、低い音から高い音の普通の聴力と骨伝道聴力(ヘッドホンではなく、あごの辺りに押し付けて骨で音を聞き取るタイプの検査)を調べるのだが、私の場合は低い音が極めて問題あるレベルなのだそう。
しかも左右の耳両方とも。

これはストレス系の難聴ということで、決して症例的には珍しくないとのことなのだが、まだはっきりした原因と治療法が分かってなく、「今のところこれが一番効き目があった」という治療法の1つが、入院して毎日ステロイドの点滴を打つというもの。
しかし、「この時期に会社を休むことは困難」と申したら、それじゃあ投薬でしばらく様子を見ましょう、ということになったのである。


私が発症したのは、忘れもしない3月7日(金)の午後。(この発症時期がはっきりしているのが突発性難聴の特徴とか)
この日の朝に変な頭痛もあったのだが、昼を過ぎて耳の辺りが「ポーッ」と、そう、丁度飛行機で気圧の影響を受けるような感覚から始まった。
ダイビングでやるような耳抜きをすると少しは収まるのだが、すぐにまたポーッとしだすのである。

最初の数日はずっとこの状態だったのだが、そのうちに駅の雑踏の音や、人の話声(特に男性の高めの声)が耳につく(耳を塞ぎたくなるような、音が痛いという感覚)ようになった。
それと同時に、両耳で低音の耳鳴り(貝殻を耳に当てた時に聞こえるようなザーっというちょっと低めの音)。
さらに耳の奥に1枚膜が張ったような違和感、というか、耳の閉塞感が1日中。

この状態で始めの数日間を過ごしたのだが、職場での同僚との雑談の中で、上司が突発性難聴に罹っているとの情報。
その上司に話を聞くと、どうも私の症状と似ているものがある。
どうやら私もこれでは無いかということで、すぐにネットで情報収集を始めた。

ネットによる情報と、自己診断では突発性難聴でほぼ間違いなさそう。
しかも、治療開始は発症から2週間以内が限度で、それを超えると「手遅れ」の率が非常に高くなると....。(後々聞いた話では、前出の上司は医者から「手遅れ」の宣告を受けたとか)

そこで、業務もやっとひと段落が着いた、発症から約1週間後の3月13日、上記の如く耳鼻咽喉科にて、正式な診断がなされたのであった。

しかし「入院」宣告よりも驚いたのが、処方された薬の働き。

薬は錠剤と顆粒と液体(これがまた劇的に不味い)の3種類で、
・錠剤・・・末梢神経を改善する~
・顆粒・・・脳の血液の流れを良くする~
・液体・・・めまいや利尿作用、緑内障の眼圧降下に作用~
という、おどろどろしい内容。
これは単に耳だけの問題ではなく、耳から脳に至る神経系の病気だと言うことを物語っている。
(しかし、これらの薬も様子見の部類で、これで改善されなかったらもっと効き目の強い(おまけに副作用も強い)ステロイドに切り替えると言われた。)

医者の指示は、「安静、激しい運動は禁止、できるだけ体に負担をかけずに、またストレスを溜めないような生活を心がけること、あと酒なんかももってのほか」と。
自転車はどうですか?と聞きたかったのだが、時速30km/hオーバーだ、とか、湘南国際村の激坂をヒーコラと登るような私の乗り方はもってのほかと思われるので止めておいた。(いや、たとえ聞いたとしても、医者が自転車に対してママチャリくらいのイメージしかもっていなかったら、それはそれで問題で....)

かくて、逆に「自転車に乗れない」というストレスを抱えたまま、安静と服用のの日々が始まったのであった。


ちなみに、薬の効き目は服用開始からすぐに現れたようで、今週に行った3回目の通院(今のところ週一のペースで通院)では、左の耳は完全に聴力が戻っており、右の耳も時々の多少の違和感は残るものの、日常生活で不都合を感じることは無い状態。
このため、とりあえずステロイドへの移行は見合わせてもらっている。

ただ、自分では良いと思っていても、聴力検査で露骨に結果が分かるのが悲しいところなのだが....。


そんなことで、ここまで読んでくださった方々、もし変な耳鳴りがするとか、閉塞感があるとか、妙に自分の声が響くように感じられたとかの症状が出た場合、すぐに近所の耳鼻科に行った方が身のためです。
2週間以内の治療開始がポイントだそうです。
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by strout | 2008-03-29 18:00 | じてんしゃ